新型インフルエンザの流行
新型インフルエンザが流行しそうです。
新型インフルエンザはどこからやってくるかというと、鳥インフルエンザを覚えておりますでしょうか?
当時、鳥インフルエンザは人には感染しないという話でしたが、この鳥インフルエンザウイルスが変異して、新型インフルエンザとして発生するということらしいです。
新型インフルエンザの免疫を持つ人はいないため、もし大流行すれば、ワクチンもまにあわないでしょうし、病院に感染者が殺到するなどの社会的な影響も心配されます。
過去に大流行したものには、スペインインフルエンザ、アジアインフルエンザ、香港インフルエンザ、ソ連インフルエンザなどがあります。
これらが流行った時期を見ると、インフルエンザが流行する季節は、冬とは限らないようです。
インフルエンザは飛沫感染(せきとかくしゃみなどによって、インフルエンザウイルスがうつります)なので、寒さとは関係ないということでしょうか?!
インフルエンザの予防法としては、外出先から戻ったら、手洗い・うがいをする、マスクをかける、できるだけ人ごみを避けるようにするなどが有効です。
インフルエンザの予防接種
インフルエンザの予防接種、受けていますか?
過去に何度かインフルエンザにかかっていれば、免疫を持っているのでかかりにくくはなるようですが、インフルエンザウイルスは年ごとに変化するので、新型のインフルエンザに関しては予防接種が必要です。
インフルエンザの抗体ができるまでに1ヶ月ぐらいかかりますので、流行する前の早めの予防接種に効果があります。
インフルエンザの予防接種を受けられない人は、発熱している人、急性疾患にかかっている人、免疫不全のある人などです。
ワクチン用のウイルスは孵化鶏卵で培養するため、卵などにアレルギーのある人は、インフルエンザの予防接種前にお医者さんへご相談ください。
また、インフルエンザの予防接種の対象は、生後6ヶ月以上からなので、6ヶ月未満の赤ちゃんは予防接種が受けられません。
お母さんやお父さんは、赤ちゃんにインフルエンザウイルスをうつさないようにしてくださいね。
なお、インフルエンザの死亡率は高齢になるほど高くなりますので、ご高齢の方はインフルエンザの予防接種を受けることをおすすめします。
65歳以上の方には、市区町村の補助があります。補助の金額は各市区町村により違いますので、お住まいの地域の市役所などに聞いてみてください。
インフルエンザの治療薬
インフルエンザの治療薬には、抗インフルエンザウイルス薬が用いられます。
抗インフルエンザウイルス薬で多く用いられるものに、タミフルやリレンザ、シンメトレルがあります。
ただし、シンメトレルについてはA型インフルエンザにのみ有効ということで、使用が限られます。
ところで、インフルエンザ治療薬のタミフルが騒がれたのをご記憶の方もいらっしゃると思います。
通常タミフルは、インフルエンザウイルスの増殖を抑え、タミフルを服用すれば高熱が下がり、回復が早まる効果があるとされています。
しかし、10代の子どもの異常行動や転落死が起きて、問題になりました。
お医者さんの中には、異常行動はインフルエンザウイルスによるものであって、インフルエンザ治療薬のタミフルとは無関係ではないかとの指摘をする人もいます。
いずれにしろ、インフルエンザの治療薬を使用する際には、子どもの場合には注意を怠らないということが重要だと思われます。